プロポリスの成分
「プロポリスの成分」健康に良いといわれるプロポリス、そのプロポリスにはどのような成分が含まれ、どのような働きをするのでしょうか?
プロポリスに含まれている成分と働き、私たち人間の身体に対する作用について、ご説明します。
プロポリスが含んでいる成分のなかでもっとも特徴的なものはフラボノイドです。
プロポリスは20種類以上のものがフラボノイドを含んでいます。
一般のフラボノイドの多くは糖を含んでいるかたちで存在しているのに対し、プロポリス中のフラボノイドは糖を含んでいないかたちで存在しています。
これは糖が加水分解されていることによるもので、このためプロポリスのフラボノイドは大変良質なものだということができます。
またフラボノイドは細胞の働きを強め、自己再生能力を高める働きも認められます。
このことによって加齢によって減少してしまったコラーゲンの生成を促したり、血管壁を強化したりすることに作用するとされています。
これらの作用を利用したものが、止血や造血などの薬としての用いられ方です。
フラボノイドにはさらに神経が過剰に高ぶるのを押さえ、身体や精神をリラックスさせる効果があるといわれています。
この効果によって麻酔作用や鎮痛作用、鎮静作用、消炎作用などをもつものとしても利用されてきたと考えられています。
プロポリスに含まれている有効成分はフラボノイドだけではありません。
アミノ酸や酵素、ミネラル・各種のビタミン類などがプロポリスには含まれており、これらの成分は私たち人間の身体を健康にする作用をします。
アミノ酸はタンパク質を作る材料となるので、アミノ酸が不足すると必要な細胞が生み出されないことになります。
私たち人間の身体には、身体のなかで作り出すことができない9種類の必須アミノ酸を含む、20種類のアミノ酸が存在しています。
プロポリスには、この20種類すべてのアミノ酸が含まれています。
酵素やミネラル、各種のビタミン類は身体の調子を整える働きをします。
これらの栄養素も健康を維持するためには欠かすことができないものですが、インスタント食品やファストフードを食べる機会が多くなった現代人の食生活においては、
どうしても不足しがちだといわれています。