プロポリスの歴史
「プロポリスの歴史」健康や美容に良いとされるプロポリスですが、実は解明されていないこともたくさんあります。
しかしながら高い効果を持つことははるか昔から知られており、さまざまなことに用いられてきた歴史があります。
プロポリスという名前はギリシア語に由来しており、ポリスはギリシア語で都市を意味しています。
プロが何を意味しているかについては2つの説があります。
1つはプロップ、支柱となる、の意だとするもので、この説によるとプロポリスは、都市の支えとなるもの、という意味になります。
もうひとつはプロ、前衛となって守るもの、の意だとするものです。
こちらの説で考えるとプロポリスは、前衛として都市を守っているもの、という意味になります。
プロポリスの歴史は、はるか昔にまでさかのぼります。
数百~数千年前、古代エジプトでは死んでしまった王はその権力を永遠のものとするために、死体には腐敗を防止する加工がされ、ミイラとして存在し続けたといわれています。
このミイラ作りに用いられたのがプロポリスであり、その防腐作用は大変に高いものだったことが、現存するミイラで証明されています。
また世界三大美女であるクレオパトラも、美容のため、若々しさの維持のためにプロポリスを利用したといわれています。
プロポリスの持つパワーについての記録は、古代ギリシアの哲学者・アリストテレスによるものが世界最古のものです。
アリストテレスは自分の著書である「動物誌」の中で、プロポリスのことを皮膚の疾患や切り傷などの治療に使用したと記述しています。
他の文献においてもプロポリスについての記述が残されており、腫瘍や炎症をおさえる目的や、毛髪の成長を促すためにプロポリスを使用したということがわかっています。
日本で之プロポリスの歴史は1985年、名古屋で開催された第30回国際養蜂家会議によって発表されたのが最初です。
この会議によって各国のプロポリスを使用した治療例が発表され、日本国内の養蜂家によって広く認知されるようになりました。
また1991年には第50回日本癌学会総会において、プロポリスの持つ抗ガン作用が発表され、これ以降、日本でもプロポリスの研究が行われるようになったといわれています。